ミリアム・シュライバー【Myriam Schreiber】 

 1914.11.21〜 ベルギー・ブリュッセルに生まれる。ブリュッセル自由大学法学博士,第2次世界大戦中の在ロンドン・ベルギー亡命政府情報担当官(1940〜43),ベルギー政府法務省情報部長官(1943〜45),国連本部広報部情報担当官などを歴任。その後,国連人権部長を務めたマルク・シュライバーの妻として,女性と子どもの人権擁護のため*NGOで活動。とくに国連NGOの国際奴隷制廃止論者連合International Abolitionist Federation:(略称、IAF)の副理事長として,子どもと女性に対する売春斡旋と搾取に反対するとともに,拷問に至るような残虐かつ非人道的で品位を傷つける取り扱いの被害者救済のために積極的に取り組む。また,司法に従事する国際女性連合International Federation of Women in Legal Careersの代表として,1982年に,差別防止・少数者保護小委員会(現人権促進保護小委員会)で部落問題について発言。これは,国連の場で初めて部落問題を提起したものである。77年12月,国際人権規約批准促進大阪連絡会議等の招待で,夫のマルク・シュライバーとともに来日,被差別部落の視察などを行なう。88年1月、*反差別国際運動(IMADR)の創立に参加,初代副理事長(1988〜90),2代理事長(1990〜95)を歴任。その後,名誉理事長を務めている。93年には,部落問題を国際的に取り上げるとともに,反差別国際運動の結成に大きな功績があったことなどが評価され第5回*松本治一郎賞を受賞。

(友永健三)

トップ   差分 リロード   一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2015-12-03 (木) 21:09:34 (1413d)