国連人権高等弁務官事務所【こくれんじんけんこうとうべんむかんじむしょ】 Office of the United Nations High Commissioner for Human Rights

 1993年6月にウィーンで開かれた*世界人権会議で提案され、93年12月20日の国連総会決議によって設置。本部ジュネーブ。弁務官は国連事務総長によって任命され、その下で国連の人権活動に主たる責任をもつ。その地位は、国連事務次長と同格で、任期は4年。初代は、元エクアドル外相のホセ・アヤラ・ラッソ(1994〜97)、2代目は、元アイルランド大統領のメアリー・ロビンソン(1997〜)。97年9月15日より、従来の国連人権センターは国連人権高等弁務官事務所に統合一本化され、高等弁務官の任命による副高等弁務官が設置されたのをはじめ、大幅な組織改革がなされた。その主要部署と主な機能は以下のとおりである。

 スタッフオフィス:人権活動の全般的指揮監督面における弁務官の援助。行政セクション:人権活動計画の予算、財政、人事関係での助言と援助。ニューヨークオフィス:国連ニューヨーク本部における弁務官の代理。調査ならびに発展の権利部:発展の権利の助長と保護、人権に関する調査計画の実施、規範設定活動機関へのサービス提供、文書・報告書などの作成、情報サービス。援助サービス部:人権諸会議の計画準備、選択議定書や1503手続きなどの人権侵害についての個人通報手続きの処理。活動計画部:助言サービスや技術援助の実施と監督、〈*人権教育のための国連10年〉行動計画の実施、特別報告者や調査団への援助。

(窪 誠)

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Last-modified: 2015-12-03 (木) 21:09:41 (1294d)