自由権規約委員会【じゆうけんきやくいいんかい】 Human Rights Committee

 *国際人権規約【こくさいじんけんきやく】の自由権規約【じゆうけんきやく】および自由権規約の選択議定書の締約国による条約上の義務の履行を監視するため、自由権規約28条に基づいて1976年設立された委員会。4年の任期で選出され、高潔な人格を有し、かつ、人権の分野において能力を認められた18人の独立した専門家によって構成される。会期は年3回、各3週間開かれる。委員会の任務および権限は、規約40条に基づいて締約国から定期的に提出される条約の履行状況に関する報告書を検討することと、選択議定書に基づいて受理された通報を検討し、見解を採択することである。ほかに国家通報制度【こっかつうほうせいど】を規定する規約41条に基づいて認められた権限があるが、国家通報制度は現在まで使われたことがない。会期に先立って、手続き規則第62および第89に基づいて設置された2つの作業部会が同時に開催される。規則第62に基づく作業部会は、会期中に委員会によって検討される予定の締約国の報告書に関して、簡潔に問題点の列挙を行なうことを任務とする。一方、規則第89に基づく作業部会は、個人通報を規定する選択議定書に基づいて受理された通報に関して委員会に勧告を行なう任務を与えられている。委員会による報告書の検討は公開で行なわれ、検討後、提案および勧告を含むコメントを締約国に送付する。また、特定の条項についてその意義と内容を明らかにし、委員会の解釈を示した〈一般的意見〉を採択している。

*国際人権規約

(米田眞澄)

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Last-modified: 2015-12-03 (木) 21:09:44 (1358d)