全国障害者解放運動連絡会議【ぜんこくしょうがいしゃかいほううんどうれんらくかいぎ】

 全国各地の障害をもつ当事者が中心となって1976年(昭和51)に結成。略称、全障連。基本的立場として障害者の主体性確立,反差別,地域における生活の3点を挙げ,全国的課題として*養護学校義務化の阻止と赤堀差別裁判糾弾の2大闘争をすすめた。障害者の権利擁護を掲げる団体としては,67年に結成された全国障害者問題研究会【ぜんこくしょうがいしゃもんだいけんきゅうかい】(全障研)があるが,この団体が主に教職員や施設職員,さらには障害児をもつ父母や研究者らが中心になっていたのに対し,全障連は障害者自身が運動の主人公であることを強調した。また全障研が〈障害の軽減,克服〉と〈発達保障論〉の立場から,〈養護学校義務制の完全実施〉を掲げたのに対し,全障連は障害児と健常児との*統合教育,共生教育の立場に立ち,養護学校義務化に反対する方針を打ち出し,それがもととなって教育現場などさまざまな場において,激しい論争が繰り広げられることとなった。99年現在、事務局は大阪市城東区にあり、機関誌『全障連』(年6回、1999.8現在168号)を発行。代表・平井誠一。

(楠 敏雄)

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Last-modified: 2015-12-03 (木) 21:09:50 (1417d)