奴隷条約【どれいじょうやく】 Slavery Convention of 1926

 1926年にジュネーブで開かれた国際連盟全権会議で署名され、奴隷制廃止のための国際連盟による監督を規定。第2次大戦後、26年の奴隷条約上の国際連盟の一定の義務と機能を国際連合が受け継ぐために、53年に〈奴隷条約改訂議定書〉が採択(日本は未批准)。それによって26年の奴隷条約は改正され、〈1953年に改正された1926年奴隷条約〉になった。条約は、奴隷制度と奴隷取引を1条で定義した後、奴隷取引の防止および禁止とあらゆる形態の奴隷制度の完全廃止を締約国に義務づけている。とくに、*奴隷の輸送手段として船舶が使われていたことから、締約国は、船舶での奴隷の積み込み、積み卸し、輸送の防止と禁止のためのすべての適当な措置をとることを3条で規定している。56年には、債務奴隷や農奴、女性の売買婚、子どもの売買など奴隷制に類似する行為を禁止し、奴隷条約を強化するために、〈奴隷制廃止補足条約【どれいせいはいしほそくじょうやく】〉が採択された。こちらも日本は未批准。

*奴隷

(米田眞澄)

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Last-modified: 2015-12-03 (木) 21:09:52 (1300d)