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2008.03.31
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「青少年対象施設を中心とした各地区拠点施設のあり方」検討プロジェクト報告
2007年12月8日

「青少年拠点施設プロジェクトの今後の取り組みについて」

 12月8日、本プロジェクトの第5回会合が、もと日之出青少年会館にて開催された。

 冒頭、プロジェクトへの新しい参加者をまじえての簡単な自己紹介がおこなわれた後、本日の議題の確認・論議という流れとなった。

 前回までの議論を引継ぎ、本会合の主要な議題は新たにプロジェクトとしておこなう予定である各地区へのヒアリング調査の具体的内容であり、活発な意見交換がおこなわれた。

 前回のヒアリング調査の調整・準備を中心で担ってこられた参加者の方からは、新たな調査に向けての「視点」「方法」に関するレジュメ提起がおこなわれ、そのなかでは市内12のもと青館を数ブロック(グループ)にわけるかたちでヒアリングを実施するというプランが示された。これは、各館の関係者間における情報・実践等の共有・交流が必要ではという声が前回のヒアリングに寄せられたことや、各地区単位で館をとりまく条件・課題がいくつかの傾向に変化しつつあるという現状を踏まえたものであった。

 参加者からは、提起されたヒアリングの視点・方法を切り口として、あらためて青館やそこにおける実践の歴史をどのように捉えるのか、それらを今後の子育て・教育運動にどのようにつなげるのかといった観点・意見等がいくつも提起されることとなった。

 たとえば、かつて青館において子ども時代を過ごしてこられた参加者の方が持つ視点と、現在の親・子ども世代の(一部では「青館離れ」とも受け取れる)視点との違いをめぐる話、少子・高齢化が進むといった状況のなかで青少年施設をどのように位置づけるのかといった話、館における自主活動が地区の内・外の双方でどのような可能性を持っているのか等々、議論は多岐に渡って繰り広げられた。

 今回の会合での議論で浮かび上がった論点は、1.「青館離れ」問題を含む過去の青館事業・実践の検証と今後に引き継ぐべき成果等の整理、2.現在立ち上がりつつある自主サ-クル等の諸活動を少子・高齢化が進む各地区の情勢下で展開するための取り組み、3.既存の自治体行財政のあり方を前提とした青少年施策のあり方の相対化、といったことではないかと思われる。

 これらを受けて、座長からは、1970年代の「地域教育計画」構想のような「人権教育・あるいは社会教育・生涯学習を中心とした、各地区での教育計画づくり」「何十年後の地区はどうなっているのかを、夢を持って語り合うこと」を意識しつつ、青少年拠点施設の今後を検討してみてはどうかというまとめがなされた。

 以上のような方向性は、今後のブロック別ヒアリングにおいても反映される予定であり、またプロジェクトとしての検討課題も「青少年拠点施設の活用」を切り口としつつ、それを一環とした各地区の教育計画、まちづくりとのかかわり等、今後さらなる広がりを持っていくものと思われる。

 会合は最後に、最終的なヒアリング項目・日程については座長を中心として次回会合までに調整を進めていくこと等を確認し、終了した。

(文責:池内 正史)