調査研究

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2008.04.09
部会・研究会活動 < 「青少年対象施設を中心とした各地区拠点施設のあり方」検討プロジェクト>
 
「青少年対象施設を中心とした各地区拠点施設のあり方」検討プロジェクト報告
2008年1月19日

「第6回青少年拠点施設プロジェクト会合」

 1月19日、今年はじめてとなる本プロジェクトの第6回会合が、もと日之出青少年会館にて開催された。

 今回の会合では、実施に向けた準備の議論・作業が進められてきた「第2回ヒアリング調査」に関し、具体的な段取りやヒアリング調査項目をめぐる最終的な詰めの議論が活発におこなわれた。

 同調査の段取りをめぐっては、調査用紙をプロジェクトとして準備した上で、ヒアリング対象者に事前配布し、回収をおこなうことが決められた。また、この配布・回収を確実におこなうために、関係者・関係団体等を通した働きかけを行っていくことが確認された。こうしたスケジュールを検討した結果、ヒアリングの実施自体は当初の予定よりはやや遅れることとなった。

 これに加え、上記の調査用紙に盛り込まれるべき質問項目をめぐっても、あらためてメンバーから意見が出された。

 ここでその内容をごく簡単に紹介するなら、まず前回調査と同様、もと青館のリアルタイムな状況をたずねるという性質の項目が挙げられる。前回調査(2007年夏)以後の半年の間でもと青館にどのような変化が生じているのかという、いわば基礎的なヒアリング内容である。一方、これに加えて今回の調査では、かつて青館を中心に広がりをもってきた周辺地区の子育て・教育運動や子ども・青年の現状を明らかにしていくという、より広い視野に基づいた方向性が盛り込まれることとなった。例えば、今回の会合においても、地域の現状、青少年の状況(たとえば、学力・進路など)等を的確につかむために必要と考えられる質問項目について、積極的な提案が相次いで出され、議論は大いに盛り上がりを見せた。こうして出された諸意見・提案に基づき、座長がヒアリング(調査用紙)の項目を最終的にまとめることで、第2回ヒアリング調査の準備作業を終えることにした。

 なお、以上のような経緯から、3月のヒアリング実施までの間にプロジェクトとしての若干のスケジュール的な余裕が生じることとなった。これを好機として、次回・次々回の会合を参加者の問題意識や情勢認識の共有を目指す学習・討論の場として設定するという提案がなされ、調整の末、下記の要領で実施することで決定した。

(第一回)2月16日(土) 18時半~ もと日之出青少年会館
テーマ:大阪市人権施策審議会の答申の検討

(第二回)3月13日(木) 18時半~ もと日之出青少年会館
テーマ:「部落解放運動への提言」を読む

 各回ともに、プロジェクトのメンバー内から話題提供をお願いできる方を募り、学習をすすめていくという場になる。プロジェクトの現メンバーに限らず、テーマに関心をもたれたすべての方に参加を呼びかけたい。 

(文責:池内 正史)