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研究所通信、研究紀要などに掲載した提言、主張などを中心に掲載しています。

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2011.10.19

意見・主張
  

「大阪府教育基本条例」を考える


 

  橋下徹・大阪府知事と知事が代表を務める地域政党「大阪維新の会」による「大阪府教育基本条例案」は、最大の問題点として教育への政治介入が指摘されており、戦前の軍国主義教育への反省から、教育基本法に「教育は不当な支配に屈することなく」と明記され、「政治的中立」が教育委員制度として担保されたことを覆したものであると、各方面から批判が相次いでいます。この条例案の主な柱は、①知事が府立学校で実現すべき目標を設定、②府立高校の正副校長の過半数を4年以内、全員を8年以内に公募、③定数を3年連続で下回り、改善の見込みがない府立高校は統廃合、④人事評価をS・A・B・C・Dの5段階とし、2年連続Dの職員は分限処分、⑤同じ職務命令に3回違反した職員の標準的な分限処分は免職、等で、さまざまなところで批判がされています。

10月22日 教育シンポジウム「『大阪府教育基本条例』で大阪の教育は良くなるのでしょうか?」案内
10月24日 第二回大阪の「今そこにある危機」を考える市民集会案内
第一回大阪の「今そこにある危機」を考える市民集会(2011.9.17)報告