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更新日●2011.02.22
イベント・講座・募集

2010年度部落解放・人権大学講座 ゼミナールコース

申込み用紙をこちらからダウンロードできます(PDF)


多様性(ダイバーシティ)を活かす、差別を見抜く力をつける

ダイバーシティ・マネジメント、セクシュアルマイノリティの人権、パワーハラスメントetc…

 社会状況の変化とともに、差別や人権に関わり注目を集める課題は、刻々と変化しています。
 数年前の解放大学ではほとんど取り上げられてこなかったような課題について、修了生のみなさんはどのように取り組んでおられるでしょうか。
 今年度の解大ゼミは、差別について構造的な理解を深めることをテーマとしました。これまでに学ばれてきた個別課題に共通する概念を知り、個人や社会のあり方を人権の視点から読み解くことで、新たに社会的に注目を集める課題にも対応できる、応用力を養うことをめざします。
 まさに、解放大学修了生のみなさんのブラッシュアップに、うってつけの内容です。
 もちろん、解放大学修了生以外の方も歓迎! みなさまのご参加、お待ちしています。

日時
◆第1回 「わたしの中の社会、社会の中のわたし
~“差別する/される”の二元論から多様性(ダイバーシティ)へ~」
2011年 2月28日(月)13:00~17:00

◆第2回 「差別を読み解き、変化につなげる
~個人意識から社会構造へ理解を深める~」
2011年 3月16日(水)13:00~17:00

【プログラム詳細】
ベースになるのは、2010年度解放大学で取り入れた「多様性教育プログラム」です。アメリカのADL(Anti-Defamation League)のプログラムを中心に、ヨーロッパ評議会作成の人権教育マニュアル『コンパス(COMPASS)』のアクティビティも取り入れています。
近年、注目される「ダイバーシティ・マネジメント」を進めるためには、一人ひとりの価値観やアイデンティティを尊重しながら、個々人が力を発揮できる場(機会)を生み出すことが重要です。その際、欠かせないのが、それぞれの社会的背景を踏まえた相互理解です。
2010年度ゼミの第1回では、自分自身のアイデンティティをふりかえり、それぞれの持つ社会的“力”を知り、どう活かすかを考えます。第2回では、様々な人権課題に共通する問題―逆差別論、自己責任論、犠牲者非難、抑圧の内面化・差別の内化など―を分析し、差別を見抜く力をつけるとともに、多様性が尊重された“場”づくりには何が必要か、考えます。

ファシリテーター
北野真由美さん(NPO法人えんぱわめんと堺/ES)、栗本敦子さん(Facilitator's LABO〈えふらぼ〉)

場 所
HRCビル〈AIAIおおさか〉4階第1研修室
(〒552-0001 大阪市港区波除4-1-37 )

受講料
全2回参加 一般 6,000円/当研究所会員 5,000円
1回の参加 一般 3,500円/当研究所会員 3,000円

申込み方法
お名前・ご連絡先(ご住所・電話番号・メールアドレスなど)をお書きの上、事務局まで FAXまたはE – Mail にてお申し込みください。※定員30名