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2006.11.21

新聞で読む人権
2006年7月-9月

国連特別報告者、デュ・デュ・ディエンさん

  • 6月14日 朝日新聞 東京 ひと 国連特別報告者として日本の差別問題を調べた

<まとめ>

 国連旧人権委員会(2006年度より人権理事会に発展改組)は、重要なテーマについて特別報告者を選び、議論の土台作りをします。デュ・デュ・ ディエンさん(セネガル)は、2002年より人種主義・人種差別等に関する国連特別報告者となり、日本も含めた11カ国を調査し、本年2月、報告書(http://blhrri.org/kokusai/un/un_0036.pdf)をまとめました。

 日本に関しては、被差別部落や旧植民地の出身者、アイヌや沖縄の人々、外国人労働者を取上げ、法制度の整備など24項目にわたる勧告を提起してい ます。例えば、1)人種差別等の公的認知と被差別集団の実態調査、政府の政治的意思の表明、2)差別禁止法の制定、3)政府から独立した国内人権機関/差 別問題専管政府部局の設置、3)歴史教科書の見直し、5)マイノリティ集団との立法・政策協議、などがあります。

 また、これと関連して国連・人種差別撤廃委員会への政府報告書提出が3年以上も遅れていましたが、ようやく着手しました。ここでも、1)条約の適 用対象に被差別部落の人々、沖縄の人々、中国帰国者に対する差別などが含まれるとの政府解釈、2)条約適用対象と考えられるすべてのマイノリティの状況を 反映したジェンダーを含む経済的及び社会的指標の作成と公表、等が課題となっています。