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2007.03.29

新聞で読む人権
2006年10月-12月

千葉県で障害者差別撤廃条例が成立

  • 2006年10月13日 読売新聞 大阪 千葉で差別撤廃条例 障害者救済に道 個別事例、判断に難しさ
  • 2006年10月29日 朝日新聞 大阪 障害者 差別をなくす千葉の挑戦

<まとめ>

 千葉県が2004年、第3次県障害者計画の策定に関する地域集会で障害者から切実な声が相次いだことをきっかけに、県が800件近い障害者に関わった事例を元に2年間、紆余曲折の中、条例制定に至りました。制定過程では多くの人が参加したことも、大きな特徴でした。

 制定された「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」は、差別行為を労働、教育、商品・サービス提供、不動産取引など生活の場面ごとに8分類し、さらに具体的にどのような行為が差別に当たるかを示しています。

そして、問題解決の手順を1.当事者が県の委嘱を受けた地域相談員に相談、2.相談員が双方を招いて話合い、3.それで解決し ない時は専門家からなる調整委員会が助言・斡旋、4.正当な理由がないのに改善されない場合、県が是正勧告、5.それでも解決しない場合の民事訴訟に県が訴訟 費用を援助、としています。また、障害者問題の理解促進を基本としているので、罰則規定はありません。

全国の都道府県で初めて制定された条例で、来年7月施行です。大きな挑戦といえます。