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2007.09.19

新聞で読む人権
2007年8月

愛知で差別的HP作成の男性、逮捕

  • 2007年7月5日 中日新聞 名古屋 夕刊 差別的HP作成 守山区の男逮捕 名誉毀損の疑い

 昨年来、愛知県内の被差別部落の様子を無断で撮影し、特定企業を名指しして「怪しげな工場、悪臭を撒き散らしている」などといった悪意に満ちた中傷とともに公開するホームページが問題となっていました。部落解放同盟愛知県連合会は、2007年3月、名誉毀損罪で告発していましたが、7月、愛知県警情報管理課と津島署は、このホームページ作成者を特定し、逮捕しました。

 その捜査の過程で、愛知県警は、ホームページのサーバー管理会社の接続記録を分析し、容疑者を特定しました。今日、サイバースペース上での差別や誹謗中傷が極めて重大な問題となっていますが、本件は、その規制のあり方として、一つのリーディングケースといえるのではないでしょうか。これを素材に、節度あるネットライフを心がけるよう、啓発する必要があるでしょう。

 なお、この逮捕を受けて、部落解放同盟愛知県連合会は、「作成人にたいしては、部落差別によって結婚差別や就職差別に苦しんでいる当事者の心を傷つけ、『いのち』をも奪う非人間的な行為であることを、心から反省していただきたい」とし、かつ「今回の逮捕が『差別は犯罪である』ということを社会に知らしめ、抑止力となることを期待するとともに、人権教育や人権啓発の重要性をあらためて痛感しております」との声明を公にしています。