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2008.01.24

新聞で読む人権
2008年01

本多義信の生涯 香川県の部落解放運動とともに

  • 8月19日 四国新聞 高松 部落解放運動とともに 本多義信の生涯 1 少年時代

  • 8月21日 四国新聞 高松 部落解放運動とともに 本多義信の生涯 2 小豆島で



 部落問題関係で連載記事が少なくなってきている中、「四国新聞」による連載が8月19日から8月31日の6回にわたり、部落解放同盟香川県連・元委員長の「本多義信の生涯」をテーマに掲載されました。これは1957年設立され50周年を迎えた部落解放同盟香川県連合会が記念出版した『自立解放への道(軌跡) 結成五十年と本多義信の生涯』(A5判211頁、定価1000円)がもとになっています。

 本多義信は現在、香川県丸亀市内の行商が盛んな被差別部落で1923年に生まれ、尋常小学校での被差別体験や仕事を通して得た人生観、1957年7月香川県小豆島で開かれた第1回全国部落青年集会の参加を転機に解放運動に参加したこと、失業対策事業として実施されていた道路工事等の土木事業と解放運動とのさまざまな関わり、部落の生活実態の緻密な把握とそれに基づく改善要求と「知恵を出しての解決」、中央本部の労働担当として1975年の部落地名総鑑差別事件糾弾の闘いに深くかかわったことやそこでの人との出会い、解放運動だけに留まらない広い交友関係などの足跡が、短い文章ですが読み易くまとめられています。