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2006.12.06
<人権を大切にしたキャリア教育の実践>
 
人権を大切にしたキャリア教育の実践

地域と連携した職場体験学習の取組み
― 松原市立松原第三中学校 ―

房本 晃

1 はじめに

(1) 校区協働の取組み

中学校校区には、義務教育を9年間のスパンで捉え、生徒指導と学習指導における双方向の連携を推進することにより、指導の一貫性や継続性および接続の円滑化を図り、系統的なカリキュラムの設定や効果的指導方法の改善に努めることが、求められている。

非行と低学力の克服をはじめとする人権課題の解決をめざす一貫した教育を、教育課題として掲げてきた松原三中校区(布忍幼稚園・中央幼稚園、布忍小学校・中央小学校と第三中学校)では、地域連携を基本に、これまでの実践の歩みと情報教育等の新しい教育課題に果敢にチャレンジしてきた。今日的な特色を理解しあい、次のような協働の子ども像をめざして、校区あげて教育実践を展開してきた。

協働の子ども像

<1>学ぶ力を自ら育み、自分と仲間の大切さを感じる子どもたち(学びと人権)
<2>他者とつながり、地域が大好きな子どもたち(地域)
<3>夢を育み、未来にチャレンジできる子どもたち(夢・未来)

実践の主題は、「基本教科・人権・情報『学びの総合化』とヒューマンネッワークづくり」であり、研究実践の柱の一つが、人権学習の共通カリキュラムの創造である。

共通のカリキュラムの土台として、

<1>「いのち、福祉、多文化共生、部落問題から自分の生き方づくりへ」
<2>「くらし、労働、職業、進路から自分の夢づくりへ」

に類型化し、これら二つをつなぐベクトルとして、

<3>「人間関係スキルの向上から自他を尊重する豊かな人間関係づくりへ」

が位置づけられている。

幼稚園から始まる「学びの一歩」から、中学卒業までの「夢・未来と自己実現」を目標とする校区の共通カリキュラムの系統化を、「生活・総合的な学習・特別活動の時間と結んだ豊かな人権感覚を育む11年間のデザイン」と名づけている(資料<1>)

三中の職場体験学習(以下、三中ハローワークと記述)は上述の<2>の類型の中核的な取組みであり、子どもにとっては、幼稚園からスタートした夢づくりの生活の中間総括であり、自分の夢と未来のための進路決定への第一歩として位置づいている。

(2) 全市的な支えのある取組み

本校では、10年前から校区の事業所と三中校区地域教育協議会をはじめとする地域の各団体の協力を得て「三中ハローワーク」を実施し、地域のヒューマンネットワークづくりに向けての重要な取組みとしてきた。

2000年からは、松原市内の7中学校に取組みが広がり、全市的な支援を受けた取組みに発展している。

松原市教育委員会が、職場体験学習中、子どもたちの安全確保のための保険等を予算化し、体験学習を支援するための「職場体験学習懇談会」が組織されている。

職場体験学習懇談会は、松原市教委、松原市商工会議所、松原市商店会連合会、松原ロータリークラブ、松原ライオンズクラブ、松原中ロータリークラブ、松原ロータリークラブ、松原青年会議所、各中学校区地域教育協議会からなり、年数回の会合を持ち、職場の確保や取組みの総括や課題の確認を行っている。懇談会では、市内7中学校の職場体験での子どもたちの生き生きとした様子が報告され、学校と地域の諸団体の間で、次年度の課題を確認する貴重な場となっている。

(3) 同和教育実践を継承・発展した取組み

三中ハローワークは、2年生前期の「総合的な学習の時間」を活用したのべ約35時間かけた取組みである。具体的には、1年3学期の事前学習を経て、2年の1学期7月上旬に実施する2日間の職場体験を柱にし、10月に事後学習を終える。本校の同和教育の実践である地域学習・地域のフィールドワークと自分史学習を関連づけた「親の労働に学ぶ」の実践を継承・発展させながら、手探りで毎年充実させてきた。

かつての松原市は、食肉・印材・金網・真珠核等の地場産業が隆盛しており、近郊農業も健在で、子どもたちにとって「労働や仕事」は自分の身近に存在していた。そして、自分や仲間の生活を丁寧に見ることにより、働くことの尊さや素晴らしさを学び、労働を支える家族の存在に誇りを持ち、自らの将来や生き方を探求できた。

しかし、産業・経済の構造的な変化による地場産業の崩壊や家族労働の崩壊、雇用の流動化等の背景により、子どもたちの将来への不安や不透明さを増幅し、「生きること」「働くこと」と疎遠になり、「親の労働に学ぶ」学習が充分に展開できなくなっていた。

その時、兵庫県で始められた「トライやるウィーク」に出会い、その方法論の一つである職場体験を取り入れ、「親の労働に学ぶ」の取組みの継承として始めたのが、道徳・特別活動の時間を活用した初期の「三中ハローワーク」であった(今のように100カ所の職場が用意されていたわけではない)。5年間の手探りの状況を経て、現在のような地域あげての取組みとなってきた。

この取組みを通じて、子どもたちに働くことの尊さや素晴らしさ、支えてくれる家族や地域の人の思いなどを感じ取らせ、望ましい労働観の育成と将来への展望(夢・生き方)を持たせることを目標としている。

2 三中ハローワークの取組み

(1) 職場体験学習に向けて ─事前学習―

<1> 「自分が興味のある職業調べ」(発表含め7時間程度)

「三中ハローワーク」の取組みは、1年の3学期に行う「自分が興味のある職業調べ」からスタートする。

布忍・中央両小学校では総合的な学習の時間の一環で「職業体験」「地域の職業調べ」といった活動が行われ、地域で働く人たちの願いや思いを聞き取りや見学を通して学ぶ時間が設定されている。

本校では職場体験学習の導入として、自分の興味のある職業について書籍やインターネットなどを利用した調べ学習を行い、職場体験学習をはじめとする「進路学習・生き方学習」をこれから始める動機づけとしている。

<2> 「身近な人の願いを知る」・「働くということ」(5時間程度)

その後、春休みの宿題として、自分の身近な人(保護者、きょうだい、知り合いなど)から聞き取りを実施している(<1>仕事の内容〈できるだけ具体的に〉、<2>その仕事に就いた理由、<3>仕事での喜び・苦労、<4>中学生に期待すること〈その仕事をしていて大切だと思うこと、中学生へ望むこと、願いなど〉、<5>聞き取りをしての感想、の5項目からなる「身近な人への仕事調べ」の聞き取り用紙に記入させる)。

資料2聞き取りでは、身近な人がどのような思いで働いているのか、働くことには辛いことだけでなく喜びがあること、そして今の自分たちにどのようなことを望んでいるのかを知り、どのような仕事であれ誇りを持って働く大人の意識を認識させ、その労働によって自分の生活が支えられていること、家族を支えるために自分たちも将来働くことを認識させる。

この聞き取りの期間に家庭訪問などを行い、聞き取りのしにくい子ども、保護者の実態を特に学ばせておきたい子どもについて、しっかりと対応している。

聞き取りの結果は、クラスごとに新聞にまとめて意識の共有化を図るとともに(資料<2>)、これはという保護者を学校に招き、子どもの前で、直接職業選択の大切さやその仕事に対する誇りを話してもらって聞き取りをする機会を持っている。

(2) 職場体験学習 ─コース別学習・職場体験本番―

<1> 「プロの技に学ぶ」(4時間程度)

事前学習終了後、子どもが体験したい職種のアンケートを実施し、受け入れ可能な職場に振り分けたあと、8〜10の職種で働く人たちの「プロの技」の素晴らしさとその仕事にかける意気込みを体験する「プロの技に学ぶ」という取組みを実施している。

これは職場体験学習の受け入れ事業所の人や地域で専門的な技術を持つ人を学校に招き、働く人の持つ技術のすばらしさや仕事に対する厳しい姿勢を実際に目にする機会をもち、働くというイメージを深め職場体験学習に対する関心を高めるものである。

本校の卒業生や地域の人をはじめ、保護者にも積極的にはたらきかけ、講師として登場してもらっている。

<2> 「スキル学習」(3時間程度)

従来は、子ども受け入れ先の事業所紹介や講師紹介など職場体験学習の実施に向けての準備段階で、地域教育協議会等、地域の各団体に協力を得る形で取組みを進めてきた。2004年度はさらに一歩踏み込んだ協力体制をつくることを意識して取組みを行っている。

職場事前訪問や職場体験学習本番の前に、職種ごとに分かれて事前学習を行う「コース別学習」を実施している。2002年度からこの取組みのなかに、職場での話し方や電話の応対、身だしなみなどを身につける「スキル学習」を取り入れた。2003年度からは「スキル学習」の内容をより効果のあるものとし、また地域の人とともに職場体験学習をつくり上げるという観点から、三中校区地域教育協議会の役員の人々を講師に招き、子どもが事前学習で学んだことを実際に人前で行う「演習」の時間の指導をしてもらった。

当日は各コースに1人ずつ8名が、職場事前訪問の場面設定で、子ども一人ひとりに言葉遣い、姿勢、態度、身だしなみなど、様々な部分でコース担当教員と連携して助言・指導を行った。講師からは単にノウハウを指導してもらうだけでなく、社会人の先輩から子どもに大切にしてほしいことや職場体験学習にのぞむにあたっての心構えなど、多くの貴重な話をしてもらった。

多くの子どもが心もち緊張した顔つきで、事前訪問の時にどのように話を進めればよいか、真剣に取り組む姿が見られ、その後の事前訪問や職場体験学習本番に大いに役立った。

この取組みは単に外部から講師を招き指導してもらうだけでなく、地域教育協議会の人々が中学校の授業のなかで自分たちの経験や考えを伝える場となり、それに真剣に応えようとする子どもの姿に触れてもらうことでも、大きな収穫のある取組みとなった。

<3> 「職場事前訪問」・「事業所の人からの聞き取り」(6時間程度)

地域教育協議会の人からのマナー指導を受けて、子どもは職場体験を前に、当日体験する内容や心構えを事業所の人から直接聞き取り、体験学習のお願いに行く職場事前訪問を行う。子どもは当日の出勤時間や服装、昼食の有無、体験する作業内容などについて聞き、体験学習に向けての意気込みを決意文にまとめて事業所に渡してくる。

職場体験の前日には事業所の人を学校に招き、職場体験の厳しさと心構えについて聞き取りを行った。

こうして職場体験の本番前にピリッとした空気を持たせ、当日を迎えることになる。

<4> 「職場体験学習当日」(2日間実施)

本校では松原市内100カ所以上の事業所に分かれ、2日間の職場体験学習を実施している。1学年の生徒数が200名足らずなので、1事業所あたり1〜4名程度の少人数での体験学習である。各事業所の前には「松原第三中学校職場体験中」という幟を立て、子どもたちが体験学習に参加していることが一目でわかるようにしている。

当日、子どもは事業所の人々と同じ時刻に「出勤」し、朝礼から退勤時間まで一緒に「勤務」する。

体験中は、本校の教職員だけでなく保護者も一緒に各事業所をまわり、体験の様子をデジタルカメラやビデオで記録するとともに、励ましの声をかけてくる。その後、学年PTA新聞を作成し、記録した映像とともに保護者の感想なども掲載して、当日参加できなかった保護者とも体験の共有を図っている。

子どもは体験学習中に職場の人から仕事の喜びや辛さ、気をつけていることなど、いくつかのことを聞き取って帰宅後レポートを作成する。このレポートをもとに事後の発表会の原稿作りを進める。

事業所からも当日の子どもの活動の様子を評価して本人に示してもらうとともに、後日学校へ提出してもらう。学校・事業所・保護者(地域)相互で子どもの活動を評価する取組みも行っている。

2日間の活動を終えて帰ってくるときの子どもの表情は、疲れた中にも大きなことをやり遂げた充実感を顕わにしていて、このあとの進路決定に向けても貴重な体験となっている。

(3) 職場体験を終えて ─取組みの情報化、発信―

<1> 「ハローワーク発表会」(7時間程度)

職場体験学習後、取組みを振り返り、子ども一人ひとりが得た貴重な体験を共有するために「ハローワーク発表会」を実施し、その際作成した壁新聞を掲示したり、本校のホームページにウェブページを掲載するなど、この取組みを、お世話になった事業所や地域に発信する取組みを行ってきた。

本校でも昨年度から、子ども一人ひとりにパワーポイントによるプレゼンテーションファイルを作成させた。見栄えのよいページが容易に作成でき、アニメーションや背景、吹き出しの挿入など、様々な効果を取り入れることができるため、一人ひとりの個性が表れ、子どもは非常に熱心にページ作成に取り組んだ。

また、この取組みでは国語科の授業として文章の推敲や説明文、発表原稿の作成の指導を行い、技術科の授業のなかで事前にパワーポイントの操作の指導を行うなど、教科指導と内容をリンクさせ、さらに市教委からIT技術指導員に来てもらい、技術的な指導援助をうける体制を取ったことも成果につながっている。

<2> 事業所事後訪問(1時間程度)

職場体験の翌週には、体験した職場を再度訪問し、体験のお礼を述べるとともに、学校で作成した感謝状を持って行き、各事業所に飾ってもらっている。この感謝状の作成についても、2004年度から写真を銀塩写真からすべてデジタルカメラによるものに替え、忙しい学期末に作業を早く終え、作業の効率化を図るとともに生徒作品にも容易に活用できるものにした。

事後指導における資料のデジタル化により仕事が効率化できるだけでなく、より広範に資料が活用でき、情報発信という点においても優れた点があった。事後訪問の後、事業所との関係がさらに深まり、三年生になってもたびたび訪問する子どもも多い。

<3>「三中校区ヒューマンタウンフェスティバル」での発表

取組みを三中校区に広く発信するために、11月に行われる「三中校区ヒューマンタウンフェスティバル」(地域協主催、4,000人規模。略称「ヒューマンフェスタ」)の中で発表ブースを設け、協力事業所の紹介と子どもが作成したプレゼンテーションファイルの発表を行った。多くの人に発表ブースの見学に来てもらい、地域の人々にも職場体験学習の取組みや子どもの様子を理解してもらうことができた。

三中ハローワークの取組みは、子どもが地域の人々と出会う機会を増やし、自らの将来や生き方をより深く考えさせ、人とのネットワークづくりを進めるだけでなく、学校・地域・家庭の三者の連携や相互理解をさらに進め、「開かれた学校づくり」の一端を担う取組みへと発展し続けている。

3 まとめにかえて ─三中ハローワーク以降の学習―

11月の「ヒューマンフェスタ」をまとめの場として、三中ハローワークの取組みは終了する。

資料<1>の「11年間のデザイン」表にあるように、「くらし、労働、職業、進路から自分の夢づくりへ」の学習は、修学旅行後の「高校授業体験(中・高トライアルスタディ)」と「保育実習」に引き継がれる。この2つの総合学習の取組みについてふれ、まとめにしたい。

2年間、ふくらませてきた自分の夢の実現に向けて進路選択をスムーズにすすめるために、高校出前授業を柱にして、地元の公立高校や私立高校の協力を得て実施しているのが「高校授業体験」である。

この取組みは、以下の2つのねらいを持っている。

  1. 夏期休業中、各高校が主催する体験授業に全3年生が参加できるようなオリエンテーションとして取り組む。
  2. 学力や生活に課題をかかえた学級の仲間とともに、全員が高校をめざしてがんばる契機とする。

近年、公・私を問わずほとんどの高校で、夏期休業中や9月上旬に高校授業体験が実施されている。単に授業内容を紹介するだけでは、体験する子どもは十数校も体験し、しない子どもは「全くしない」という現象が起きてしまう。特に、学力や生活に課題をかかえた生徒は、無指導であれば「全く」になることが多かった。そのような状況を乗り越え、みんなで夢の実現のために高等学校の特色・授業内容・卒業生の進路状況を調べ、その後、授業を全員に体験させようとする取組みである。

「保育実習」は、3年生の10〜11月の総合学習として取り組んでいる。

この取組みは、自分たちが育ってきた保育所・幼稚園に帰り、乳幼児と1日生活する「体験」を柱にしている。本校の生徒の多くは、市内の4保育所(公立3、私立1)と中央・布忍幼稚園で「学びと育ちの一歩」をスタートさせている。6つの保育所・幼稚園に協力を得て、自分史の振り返りと保育内容の「事前学習」、遊具の工夫・作成等の「準備」、乳幼児との遊び等中心の「交流」、体験を卒業文集にまとめることが、その具体的な取組み内容である。

ベテランの保育士から「○○さん、大きくなったネ」と声をかけられた子どもの表情は、穏和であり、乳幼児と遊ぶやんちゃな子どもの表情も優しい。そんな場面が多く見られる取組みである。

3年生の11月という、進路選択を巡り子どもが最も揺れる時期に、乳幼児と交流することに大きな意義があると捉えている。進路選択は高校選びではなく、夢や生き方の選択であり、15年間生きてきた人生の中間総括でもある。「保育実習」での自分史の振り返りと乳幼児との自然な交流を通じて、どのように自分の生命が誕生し、保護者や地域のいろいろな大人に育まれてきたかを再確認し、夢や生き方の選択としての高校選択につなげようとのねらいを持っている。

2001年度から、本校では、1年の「中学生での夢」(夢を綴る中学校最初の自分史学習)から、2年生の「三中ハローワーク」、そして3年生の「中・高トライアルスタディ」「保育実習」へとつながる「くらし、労働、職業、進路から自分の夢づくりへ」をテーマにした進路学習を展開してきた。

 その最初の学年が2004年度卒業していった(卒業生181名中、就職3名、公立・専門学科51名普通科84名、私立高校44名)。その子どもたちに対して本校の取組みがどこまで有効であったか、今後を見守っていきながら取組みの充実に努めていきたい。

<参考資料>

職場体験学習「三中ハローワーク」指導計画表

指 導 内 容

実 施 時 期

時 数

 自分が興味のある職業調べ

1年   2月中旬〜3月下旬

  7時間

 身近な人の願いを知る(聞き取り)

2年    4月中旬〜4月下旬

  2時間

 働くということ(職業の選択・仕事の「誇り」を考える)

             5月上旬

  3時間

 プロの技に学ぶ(プロの方の実演・生徒の体験)

             5月中旬 

  4時間

 私のしごと館見学(職業適性・様々な仕事の見学)

             5月下旬

  6時間

 スキル学習(地域教育協議会の方からの指導を含む)

        6月上旬〜6月中旬

  3時間

 コース別事前指導(事業所の方からの聞き取りを含む)

        6月下旬〜7月上旬

  8時間

 職場体験学習本番

            7月上旬

12時間

 ハローワーク発表会(プレゼンテーション作成・発表)

        7月上旬〜7月中旬

  7時間